独自配信と無料スタンド、メルマガを配信するならどちらがいいのか迷われるケースが多いようです。そこでFAQ形式で理由などを解説します。
質問
まぐまぐでメルマガを出して1カ月余りです。
部数はまだ500部ほどですが、何千部となったら自分のリストを持ちたいと思います。
購読者のアドレスは、最低どのくらいの部数から自社配信として発行するのが適当なのでしょうか。
回答
メルマガを始めて1カ月で500名ということは、きちんと真面目に考えて取り組んでいることが伺われます。
最近は、まぐまぐ!でメルマガを発行しても以前のように自動的に紹介され配信部数が1,000部を超えるということはまずありません。スタートは数十部ということも当たり前のように起こっています。読者を増やすのであれば、すべて自力で取り組まなくてはいけない時代になっています。この方のように、今500名も集まっているということは、事前に配信リストを保有していたり、相互紹介をしたり、広告を出したり、色々と努力をした結果でしょう。
一つアドバイスとしては「読者数が増えたらまぐまぐから独自配信へ移行する」という考えは捨てた方がようでしょう。なぜなら次のようなよくあるパターンに陥る可能性が高いからです。
よくあるパターン
まぐまぐ!でメルマガを発行
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発行に慣れ、固定読者がつく
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読者を獲得するために相互紹介、リスティング広告などを積極的におこなう
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目標の5,000部を超えたため独自配信システムを契約
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読者さんへ独自配信のメルマガへ登録を促す
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移行するのはそのなかで500名程度。 ※移行率は通常1~10%程度です。
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移行率が低いため、まぐまぐ!でのメルマガ配信を継続
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2システムでの発行は手間がかかり面倒。しかもまぐまぐ!での反響が独自配信の1/10程度。
今のまぐまぐ!のシステムを練習や読者の管理をしたくないからとの理由で使うのなら問題はありません。
しかし、将来移行するつもりならばオススメできません。反響率が10倍であっても、配信システムの利用料以上の利益が増えないならば仕方がありませんが、そうでないならば有料の配信システムを利用した方が成果が望めるでしょう。
リストを保有することのメリット(1)読者像がわかる
リストを所有するということはアドレスだけでなく、所属(会社名)、名前などもわかります。また過去の購買履歴との参照も容易におこなえます。それらの情報から、次のどのようなメルマガを送ればどの程度反響があるのかが推測できます。
名前等のデータを取得していなかったとしても、メールアドレスの@以降を見るとドメイン名がわかります。ドメイン名を見ることによって、法人が多いのか、個人が多いのか、フリーアドレスが多いのか、学生が多いのか、政府系機関が多いのかある程度のプロフィールを推測することができます。
リストを保有することのメリット(2)反応率が高い
リストを所有すると地域ごと、性別ごとなど取得したデータごとのセグメント配信ができます。また、文中に「○○様」のように名前を挿入することによって、より親近感の高いメールのようなメルマガを送ることができます。そのため、少ない読者でも反応率は抜群に良いはずです。
まぐまぐ!での売り上げが100名で月に1,000円だから、1,000名になり10,000円の売り上げが見込めてからシステムを変更すると考えるのではなく、独自配信の反響の高さも盛り込みながらシステムの選定を検討してみてください。